歯周病は、ご自分だけでは予防することはできません。なぜなら、歯周病になっているかどうかは、歯周病の検査を受け、レントゲンを撮らなければ分からないからです。しかも、歯周病の原因である歯石は、自分でとることはできません。歯ぐきの中の、見えないところにも黒い歯石が付着してきます。ついていることさえ、ご自分ではわからない場合もあるのです。
ですので、ご自分でしっかりブラッシングをするのはもちろん、かかりつけの歯科医院さんで定期的に歯周病になっていないかどうかのチェックを受け、定期的に歯石取りを受けてください。それが、唯一の方法と考えてください。
歯周病は、ある程度進行するまで自覚症状はありません。歯ぐきがやせてしまった、歯が動くようになってきたと気づいた時には、かなり進行しています。
歯周病によって、歯の周りの骨は溶けてしまいます。それは、治療しても元には戻りません。悪くなる一方なのです。やせてしまった歯ぐきも元には戻りません。治療といっても、進行を遅くするだけです。歯周病の病原菌は、ずっとお口の中にいますので、油断するとすぐに再発してしまいます。
30代の方の80%以上が歯周病と言われています。あなたも歯周病になっている可能性は、80%以上あるのです。悪くなる前に、歯科医院にかかり予防することを強くお勧めします。
それでは、これから歯周病について詳しく説明していきます。