歯科における定期健診は3ヶ月毎が1つの基準
治療やクリーニングを行いお口の中の細菌を激減させることができても、ゼロにすることは難しいです。
お口の中を綺麗に保ち、細菌の数が少ない状態を保つことができれば良いのですが、歯磨きが上手くできていなかったり、疲れが溜まるなどして体の免疫力が低下した場合、お口の中の細菌は増殖しやすくなります。
そうなると、お口の中が元の状態に戻りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
お口の中の細菌の数が元に戻る期間は3ヶ月前後になります。
このことから、歯科医院に来院されてから3ヶ月の間に再度来院していただければ、お口の細菌の数が元に戻ったとしても、大きな問題にはなりにくいと言えます。
そのため、歯科における定期健診は3ヶ月毎が1つの基準となります。
ただ、喫煙や全身疾患(糖尿病など)、歯磨きの状態が悪い方は、虫歯や歯周病が進行しやすくなる可能性もあるので、3ヶ月よりも短い頻度で定期健診に来院していただくこともあります。
逆に、お口の状態が継続して良好であれば定期健診の期間は3ヶ月より長くなることもあります。
定期検診にかかる時間
定期検診では、具体的な治療は基本的に行いませんが、お口の中の検査やカウンセリングをしっかりと実施するため、45~60分程度の時間がかかります。
患者さまがむし歯や歯周病を予防できるよう、ていねいに処置等を行っていきます。
定期検診にかかる費用
定期検診は、保険適用されるケースがほとんどです。
そのため、患者さまにご負担いただく費用はおよそ1,000円~4,000円程度となっています。